歳をとると歯は抜けるもの?
乳歯は6歳ごろから抜け、順番に永久歯がでてきますが、永久歯は生え変わりません。
歯や歯周組織が健康な状態であれば、いつまでもご自身の歯でしっかり咬めて、何でも美味しく食べられるのです。
歯や歯周組織が健康な状態であれば、いつまでもご自身の歯でしっかり咬めて、何でも美味しく食べられるのです。
歯を失う主な原因
歯が失われる原因で最も多いのが「歯周病」(42%)で、「虫歯」(32%)、「その他」(13%)、「破折」(11%)、「矯正」(1%)の順となっています。
「歯周病」は歯を支える骨を溶かす病気です。重度になると歯を支えている顎の骨が溶かされしまい、自然に抜け落ちたり抜歯が必要になったりします。
「虫歯」は重度の状態まで進行してしまうと、歯質が溶かされ、神経が死んでしまいます。神経を失った歯は脆く割れやすくなり、最終的には歯を失ってしまうことも多いのです。
そして特に以下のような歯は喪失に至るリスクが高いことがわかっています。
「歯周病」は歯を支える骨を溶かす病気です。重度になると歯を支えている顎の骨が溶かされしまい、自然に抜け落ちたり抜歯が必要になったりします。
「虫歯」は重度の状態まで進行してしまうと、歯質が溶かされ、神経が死んでしまいます。神経を失った歯は脆く割れやすくなり、最終的には歯を失ってしまうことも多いのです。
そして特に以下のような歯は喪失に至るリスクが高いことがわかっています。
- ・未処置歯のむし歯
- ・クラウン(冠)装着されている歯
- ・食いしばりや歯ぎしりによって負担がかかる歯や義歯の針金がかかる歯
- ・歯周疾患が進行している歯
このような状態の歯にならないためにも、定期的な検査やメンテナンスによって健康な歯や歯周組織を保つことが歯の喪失を防ぐ上で非常に重要といえます。
歯を失ってしまうとどうなるの
永久歯は親知らずも含めると32本あります。
「1本くらい歯を失っても問題ないのでは」と思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、歯は全体のバランスが整ってこそ機能を発揮するものであり、失われてしまうと様々なリスクも出てきてしまいます。例えば、
「1本くらい歯を失っても問題ないのでは」と思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、歯は全体のバランスが整ってこそ機能を発揮するものであり、失われてしまうと様々なリスクも出てきてしまいます。例えば、
- ・食べものを咬む力が弱くなる
- ・正しい咬み合わせができなくなることで顎の痛みや肩こり、頭痛なども出てくる
- ・咬むことによる脳への刺激がなくなり、認知症になりやすくなる
- ・歯がなくなると骨も痩せて口元にしわができやすくなり、見た目も老化を早める
どうすれば歯を守れるのか
歯を失わないために普段から心がけておくべきことをご紹介します。
-
ブラッシング
歯を失う原因として多い虫歯や歯周病を防ぐためには、毎日のセルフケアがとても重要になってきます。
歯と歯茎の境目にプラークを残さないように、歯みがきは丁寧に行いましょう。 特に、歯並びが悪い部分やかぶせものがある部分はプラークが残りやすいため注意が必要です。歯みがきで落としきれない部分は、歯間ブラシを使うとよいでしょう。
歯周病の多くは歯と歯の間から進行するため、歯間ブラシを使って完全にプラークを取り除くことは重要なポイントになります。 -
定期的なメンテナンス
虫歯や歯周病になりそうな歯がないかをチェックしてもらうためにも、歯医者による定期的なメンテナンスを受けることも大切です。
異常の早期発見や歯のクリーニングによって、歯を失う状態になることを避けることができます。歯のクリーニングは着色汚れや口臭なども改善できるため、定期的に受けておくのがおすすめです。 -
生活習慣の見直しを
虫歯や歯周病を予防して健康な歯を保つためには、生活習慣にも注意が必要です。
まず十分な睡眠をとりストレスをためない生活を心がけましょう。睡眠不足やストレスは抵抗力の低下を招き、虫歯菌や歯周病菌に感染しやすくなります。
また、喫煙は歯周病の症状悪化につながるため、できるだけ控えるようにしましょう。
症例
治療費
定期的な検査やクリーニング、メンテナンスは保険の範囲内でできます。