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一生歯を守るための予防治療

歳をとるにつれ歯は抜けるもの?そんなことはありません。きちんとした日々のブラッシングと定期的なメンテナンスを受ければ、むし歯も歯周病も予防できるのです。

むし歯も歯周病も原因は“細菌”だった!

歳をとると自然に歯は抜けて生き、おじいちゃん・おばあちゃんになると総入れ歯になるのは仕方ないこと、なんて思っていませんか? 一昔前は、むし歯や歯周病の原因はあまりよくわかっていませんでした。そのため、痛みがある歯やグラグラしている歯は積極的に抜歯されていました。また、インプラントもまだ確立された治療ではなかったため、ブリッジや入れ歯になり、徐々に歯が抜けてしまっていくというのが、残念ながらかつておこなわれていた治療です。(「歯を守るためのインプラント」参照)しかし、むし歯も歯周病も原因は細菌であることが判明し、予防が可能であることがわかりました。歯みがきや歯間ブラシ・フロスをしないと口の中に細菌が繁殖します。繁殖した細菌はやがて有害な酸や毒素を産出し、歯を溶かしたり(むし歯)、歯のまわりの骨を溶かしたり(歯周病)するようになります。したがって、この細菌の繁殖を抑えることで、むし歯や歯周病を“予防”できることがわかったのです。

健康な歯の維持には「セルフケア」と「プロケア」が両輪です。

一度、治療が終了すると、次はまた痛くなったら行けばよいと思っていませんか?お口の中に痛みが生じる場合は、「虫歯が神経まで達している」「神経の治療をした歯が炎症を起こしている」「歯周病が進行し、歯が炎症を起こしている」などが原因で、その時はすでに手遅れであることが多くあります。このように、痛みが出てから歯科を受診すると、歯や周りの組織が大きなダメージを受けていることが多いだけでなく、治療期間が長くなったり、治療費が高額となってしまったりすることが多くなります。したがって、できれば痛みが生じるようなことが起こる前に「早期発見」できるよう、当院では定期的なメンテナンスを受けることを強く推奨しています。
また、同時に、日々のブラッシングをセルフケアと言いますが、できれば歯ブラシだけではなく、1日1回で良いので、歯間ブラシやデンタルフロスを用いて、歯と歯の間も綺麗にするようにしましょう。大人になってからできるむし歯や歯周病の多くは歯と歯の間から発生します。夜、寝る前などに歯間部の清掃を行うことを強くお勧めします。
このように、定期メンテナンスによる「プロケア」と、自分自身による日々のブラッシングである「セルフケア」が両輪となって自分のお口の中の健康を生涯守り続けることが可能となるのです。