再発しない虫歯治療をする為に重要な事は５つにまとめることができます。

1. 歯茎の炎症が無いこと

   虫歯の治療をする歯の周囲の歯茎の炎症があると、後の型取りや形成が上手くいかず精度のよい治療が行えません。まずはブラッシング指導からも直し、クリーニングを受けることをお勧めします。

2. 精密な形成と型取り

   精密な形成には高倍率拡大鏡を用います。変形の少ない型取りには最も精密であるシリコーン印象材を用います。

3. 精度のよい被せ物を作る

   被せ物の精度は技工士の技術にも左右されます。当院では被せ物の種類ごとに最適で精密なものを作る事が出来る技工所と連携しております。

4. 被せ物の噛みあわせを合わせる

   被せ物を長持ちさせる為には周囲の歯や顎の動きの妨げにならず同調することが大切です。噛みあわせのバランスを整え、調整を行います。

5. 被せた後のメンテナンス

   ①～④をクリアすることが出来れば被せ物としては完璧に近い物が出来ます。後は継続して維持管理する事が大切です。
   どれだけ完璧な被せ物を作ってもその後のメンテナンスで歯の寿命は大きく左右します。

具体的な治療の流れはこちら

1. 

   虫歯を除去し仮歯を作ります。

2. 

   仮歯で痛みが出ない事を確認しながらクリーニングを行い歯茎の炎症を取り除きます。

3. 

   高倍率の拡大鏡やマイクロスコープを用い、肉眼では見えない所も精密に形成します。

4. 変形率の少ない精密なシリコーンを用いて型取りをします。

   

   

   

5. 精密な被せ物を作る為歯科技工士と連携しながら作成します。

6. 被せ物を試適しながら噛みあわせを合わせます

7. 

   被せ物をセットします。

8. 

   ３か月～６か月毎に衛生士のブラッシング指導を受け、普段の生活で実践して頂きます。